三重鳥羽/伊勢神宮献上、熨斗あわびの里 国崎町内会

伊勢神宮献上!熨斗あわびの里 海女発祥の地 国崎神戸

◇志摩半島の最東端、国崎(くざき)

太平洋と熊野灘に面し、荒々しい海が目の前に広がります。

『伊勢の神埼、国崎の鎧、波切の大王なけりゃよい』

と歌われ、古くから伊勢志摩の海の難所として知られていました。

国崎は、古くは国崎神戸(くざきかんべ)とも呼ばれており

『志摩の国の先』にあることから国崎(くざき)、

そして神戸(かんべ)とは御贅(みにえ)を神宮へ献上する土地のことを言います。

◇熨斗鰒献上2000年の歴史

伊勢神宮に納める国崎の熨斗鰒(のしあわび)は 2000年以上の伝統を誇ります。~日ごろ贈答品の印に使われる『熨斗(のし)』は熨斗鰒を起源としています~

海女の祖である『おべん』を祀る 海士潜女神社(あまかずきめじんじゃ)など、伝説と民話が語り継がれる 歴史ある海女と漁師の港町です。

※「あわび」は一般的には「鮑」、「蚫」と書きますが、神宮では『延喜式』に則って「鰒」と書きます。

三重県鳥羽市国崎町町内会  熨斗あわび保存会

◇海女の発祥の地 国崎 倭姫命との出会い

国崎の歴史は古く、倭姫の命(やまとひめのみこと)が国崎を訪れた際に、海女『おべん』から鰒を差し出され、そのあまりの美味しさに感動。それ以来、伊勢神宮に献上するように命じられたのが始まりとされます。

この「おべん」は海女の元祖ともいわれ、地元の海女たちは、今でも 年初めの漁が始まる前には、必ず「おべん」を祀る『海士潜女神社』を訪れ、一年の無事と大漁を祈願します。

 

歴史ある伝説と民話が語り継がれる海女と漁師の港町

海女の祖 おべんを祀る海士潜女神社をはじめ、熨斗鰒など、『倭姫の命(やまとひめのみこと)』の時代から2000年以上受け継がれた伝統と歴史ある海女の里。さまざまの民話や伝説などの語り継がれています。

また国崎の目の前に広がる太平洋の大海原。親潮と黒潮の出会う海域と海の幸を育む磯は、自然が作りだした最高の漁場。それだけに、三重ブランドとされる伊勢海老やあわび、特に国崎産のあわびは最高級品として知られる存在です。この他、日本一美味しいと言われる海産物が豊富に収穫されます。海女漁を中心とした漁業が昔から盛んに行われてきました。今では、白い磯着から黒いウエットスーツに変わりましたが、その漁法は、今も変わらず続いています。

□海女達が呼吸を整えるために吹く磯笛。『磯嘆き』とも呼ばれ、哀愁あふれる音色を奏でます・・・

◇海上安全・潜水安全!新しい木札のお守り 初穂料 800円

お守り海女の祖を祀る『海士潜女神社』のお守り。漁師さんや海女さんの大漁祈願のお守りに、海上安全・潜水安全の木札のお守りが新しく加わりました。
木札にはこの地域の魔よけの印でもあるドーマン・セーマンが描かれています~海女たちが、「トモカズキ」から身を守るために用る魔除けのマークで、頭に巻く手ぬぐいや海女着などに刺繍したりします。(トモカズキとは、海女の亡霊ともいわれていますが、実際には過酷な長時間の海中作業による幻覚と言われています)~
海女さんや漁師たちがだけでなく、ダイビングやサーフィン、水泳、海や川、プールなど、水に関するあらゆる水難厄除のお守りとして納めさせて頂いています。
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