曹洞宗 宝剣山 常福寺(じょうふく寺)
国崎海間谷にある、曹洞宗の仏教寺院です。山号は宝剣山。創建年代は不詳ですが、元は天台宗に属していたとされています。(宝剣山の由来は、下野の国の山法師『阿梨円成』が大津浜あたりで、潮垢離の願をかけていたところ、宝剣を見つけたことからで、『太平記』にその記述があります』これは、安徳天皇が壇ノ浦に沈めた宝剣が国崎に流れ着き、伊勢神宮へ奏進したと言われています)
古くは字大津にあり、『海門庵』と呼ばれていましたが、明応地震(明応7年 1498年)による津波で集落ごと滅失し、小字里中に移りされました。
その後廃寺となりましたが、正保元年(1645年)に「厳州」によって再興され『常福寺』とあらためられ、翌年鳥羽常安寺の末寺になりました。
ご本尊は不動明王【1919年(大正8年)に里谷にあった海蔵寺から常福寺に移されました。】
平成元年に庫裡、平成2年に本堂が新築されました。
1月7日の大般若会には、多くのお参りがあります。
〒517-0031 三重県鳥羽市国崎町377
お釈迦様はネパールの地の花園でお生まれになりました。 おしゃかさんの誕生日のお祝いを「花まつり」というのはこのためです。
伝説では、お生まれになってすぐ7歩進み、右手で天を、左手で地を指さし 「ひとは誰もがかけがえのない命を生きている」という意味の言葉を宣言されたと言われています。
誕生の様子を表した「花御堂」を飾りその中央には天を指差した誕生のお姿を安置し、甘露の雨を模した甘茶をかけ 華やかにお祝いをします。この日はお釈迦様のお祝いすると同時に、それぞれの「かけがえのない命の尊さ」に目を向け、正しく生きることをお誓いする日にしたいものです。